テストでミスで大きな失敗をしてしったことがある生徒は少なくないです。ミスは確かにミスで、力そのものはあるという場合もあります。
けれど、ミスが頻発するなら、そのミスも含めて<実力>だと考えるほかありません。ここがシビアな現実です。
とくに3年生は、そこをどこまで正面から見据えるかで今後が変わってくる。肝に銘じてください。
さて、そのミス。
テストの時にどういう順番で解くのか、問題をどのくらい読み返すのか、アンダーラインを引いて読む、問題を解いた後に読み返す……
いろいろな打つべき手はあると思う。
けれど、ミスが頻発するなら、いつもの日常的な学習の時も、やはりそれがあるはずです。読み違い、勘違い、読み落とし、計算ミス、写し間違い…… そんなことない?
これと
日常的に格闘することが基本です。
毎日の学習の中でミスが出たら、それは本番でも出ます。いつもできていたことができなくなるのが本番です。だから、いつもやってしまっていたことが、本番の時だけ上手くいくということは、幻想です。願望にすぎないよ。
毎日の学習の中で、<この1問をしっかり解ききる>と腰を入れて向き合ってください。そうやっていくことの中でしか解決していかない。本番用の特効薬など、どこにもないのだから、本番でやるべきことを日常的な、毎日の、一時間、一時間の学習の中で貫いていってください。ここで妥協しないことです。ここは端折れないところですよ。
ちょっと追加です。
ミスしたり、読み間違いをしてたりしたらもっと悔しがればいい。恥ずかしいことなど、どこにもない。それがありのままの姿なら、その姿をさらけ出して、そこから変えていけばいい。そして、質問など、もっと納得いくまで食い下がればいい。可能な限り、どこまででも付き合うから。いいですか?
それともう一つ。
時間はないけれど、けれど、それをどうこう思っても仕方ないよね? 時間が増えるわけではない。
だったら
ドッシリと腰を据えるべきところはそうすればいい。本当にしっかり解ききる力ができあがってきているなら、スピードが問題になるけれど、その手前のところが足りないなら、
例えば80%を絶対に、確実にとるという力がまだない、と思うなら、しっかり腰を落として、その力をつけた方が、結局は早道だよ。まちがいなく。
スピードをつけていくことを軸にするのか、まだ足りない力をつけていくことを軸にするのか、しっかり判断して臨んで欲しい。どっちつかずが一番いけない。
毎日、しっかりと今やっていることの意味、何のためにやっているのか、何をやっているのか、自分自身にはっきりさせて時を刻んでいってください。
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