センターまで約1ヶ月。最後の過程に入ります。
自分の課題は何だろうか。
それはセンター試験でも2次試験でもどの科目でもなく、まずは
自分自身です。それが「最大の敵」です。
センター当日、
「私はやれるだけのことをやった。やりきった。これ以上は何もない。合格するにたるだけのことをやってここにいる」と何の翳りもなく思えるようにしよう。それが君たちの「受験資格」です。受験に臨むにあたってもっとも必要なことです。
不安感との戦いです。それをねじ伏せるのは「学力」とか合格可能性ではありません。「もう何もやりのことしたことは何もない」と思えるかどうかです。
そして力はその結果です。逆ではない。
その「やれるだけのことややりきった」というのは量的にも、質的にも、です。自分の課題は何か。自分が今なすべきことはなにか。いまこの瞬間に何をやっているべきなのか。
それを常に考えていること。そしてその通りに実行すること。実行し続けることです。
何をするべきなのか。それは目標=ゴールライン=合格と現状=いまのスタートラインを見つめるならば、自ずからある程度の線はでてきます。
日頃の演習でも失敗したら必ず具体的な対策をとること。
それは「意識を変えること」ではない。意識など、変わらない。いくら念じても意識は変わらないよ。変えるためには「具体的で実践的に何かを変える」ことです。例えば問題をとく順番を変える、問題文のチェックの仕方を変える、計算の方法を変えてみる、暗記の仕方を変えてみる、そういう具体的なことを変えることです。それが「工夫」といわれることです。いろいろな創意工夫をしているものとしていないもの、同じ労力を投入するとき、出てくる結果の違いは明らかです。
いろいろなこと、例えばミスが多いとか、そういうことは意識では変わらない。意識だけで変わるならとっくに変わっているでしょ?だから実際に何かを変えることです。
いわば「強制的に」意識を「外側から」かえてしまうことだと思います。
そして効果が少しでもあると思ったら、
やり続けることです。気がついたら途中でやめてしまっている生徒がたくさんいます。だからこそ「最大の敵」は君たち自身なのです。
日々、ゴールの一点を見つめ、そこから自分を捉え、毎日、1ミリでも良いから工夫し変化させ、それをやり続ける。そして「もう私にやれることは何もない」と心から思える状態で試験に臨めるようにしよう。そこから本当の「学力の勝負」だよ。
受験生へのメール:転載
(高木)
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