一般的に…
①問題は難易度順にならんでいるとは限らない。
②一般的に大問の中で最も難しい問題に配点が高い。
③全部を時間内にできるとは限らない。またやる必要があるわけでもない。
④部分点の出し方、あるいは減点のされかたは大学が試験で見ようとしている力によってかわる。同じ問題でも学部によってかわりうる。
※ある大学では「ミスするものはいらない」として簡単な計算ミスで結論が間違っていたものについて基本的に部分点を出していないと思われる。学部によってもかなり採点基準が異なっていると思われる。
⑤一般的に70%の得点率があれば合格する。つまり満点はいらない。
※ただし、大学によっては50%を切っても良いこともある。一橋大の数学などは完答0でも合格することもある。逆に言えば2完すると巨大なアドバンテージになる。逆に医学部などでは80%を越える得点率が望まれる場合もある。そのあたりを見据えて得点計算をしたい。
※今回については名大レベルの志望なら60%超の得点率が欲しい。
そこから出てくる結論は、
①いまの自分が「解ける問題」は必ず落とさない。また失点しない。
完答能力が必要になる。
※その失点は君たちが思っているよりもはるかに大きいかもしれない。
②解ける問題は必ず解く、という意味では
「捨てる問題」「優先的に解く問題」を判断しなくてはならない。
→問題全体を見渡して判断することになる。
これは
解く前に「解けるかどうか」の判断ができないといけないことを意味する。
③もともと制限時間内にすべて解ききることは難しい重量感のある問題を出すことが珍しくない。
であるならば、7割くらい点数をしっかり取り切ることを目ざして問題を選択することがのぞましい。
そうした訓練(問題の見極め=自力で解けるのかどうか、解いたとしてそれで完璧かどうか)が必要になる。
日々の学習の中でもまずは2,3分で「解けるかどうか、どういう組み立ての問題なのか」を判断することが大切。またそれが外れてはいけない。解けると思って解けないのは不合格に直結する。
今回、そうしたことを意識して臨んでください。
(高木)
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