ここからが勝負だよ。そして時間はあるよ。
もうセンター試験まで1ヶ月になろうとしている。早いね。ほんとうに早い。いろいろ思うことがあるだろうけれど、こういう時は積極的に考えよう。
もともとセンター直前期はモティベーションや集中力が加速度的に上がってくる時期です。またこれまでの蓄積が実を結びはじめる時期でもあります。だから時間あたりの学習量や内容が一挙に上がってくる時期です。もっとも大切な時期に入ります。
やるべきことがいくつかあります。
(1)目標の最終確認(センターの得点など)
(2)それにむけての学習のバランスの再調整
(3)日課を明確にさせること
(4)イメージトレーニングとして
日々の成果を確認すること。今日やったことを振り返って確認し、これができるようになったということを思い出し、思い描き、明日はあれをできるようにしようとイメージして眠る。
まずは自分がやってきたことに自信を持つこと。
根拠は君たちの中に必ずある。その蓄積はある。
けれど、それが上手く実になるのにはやはり時間がかかる。けれど必ず結果になってくる。そこにまず確信を持ってください。
けれども時間がないね。焦るときもあると思う。けれど、今まで何も蓄積がないなら、焦るしかないけれど、いままでどこかに蓄積されてきたものを一つの形になるのは、突然やってくる。そういうものです。だからこういう時期だからこそ、浮き足立たず、腰を据えて目標に向かってほしい。
それともう一つ。
センターの目標を再確認してください。そして自分の勉強がその目標を実現する方向にまっすぐに向かっているのか確認してください。
時間がない中で、「そういえばあの科目、今週、やってない」とかになっていないか?目先のことから極端に科目間のバランスが崩れていないか?
どんなことがあっても気がついたらバランスが崩れていたと言うことにはするな。意識的に勝負をかけるために傾斜的に力を投入するのはよい。けれど気がついたら、というのは絶対にダメです。
あと一ヶ月。短いようで、ここからが勝負ですよ。
現役生は試験の前日まで伸びていく。蓄積が結果になり始めてるなかで試験を受けるようになる。そんなものです。今の時期にほぼ完成しているようなのは、浪人生か、あるいは2年生の終わりくらいから完全に受験体制に入っていたような場合だけです。良くも悪くも君たちはそうではない。
もう一つ。学校の授業が短くなったり冬休みがあったりします。ここからの1ヶ月は実質的に平常の2ヶ月くらいの質量があります。
もう一度目標を確認し、最終的にどの教科にどのくらいの力量を投入するのか、最終確認をしてください。どの教科は守るのか、どの教科を攻めるのか、ハッキリ自分で見極めてください。
同時にキチンと一日の、あるいは2,3日単位の自分のカリキュラムをつくってください。何にどのくらいの時間を投入するのか、明確にして、毎日、それができたのかどうかチェックしていってください。
またその日が終わるとき、今日の課題と成果を確認してください。そして明日は何をやるのか、イメージをつくってから寝るようにしてください。
毎日、毎日、
意地でも成果を確認していってください。前に進んでいることを確認し続けてください。
イメージトレーニングは、とても大切です。後ろ向きに物事を捉え続けていると、実際にも後ろ向きの結果が生まれます。自分で自分にそんな暗示をかけるな。無理とか、できないとか、疲れたとか、これからは禁句です。いった分だけ、自分にその言葉が刷り込まれます。まだできる、もっとできる、そう言い聞かせてください。自分の精神は、自分がねじ伏せてコントロールするのです。自分で自分の精神状態をつくるのです。これを本気でやってください。どんなアスリートも必ずイメージトレーニングをします。それは効果があるからこそ、やっています。
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