模試を受けたら、1日、2日中に自己採点をしてメールで教室に送ってください。
自己採点は必ずしてください。模試の結果は結果です。問題は、それを受けて、これからどうするかです。そのためには模試の結果が帰ってくるのを待っているようではまったく遅いです。すぐに自己採点し、分析し、そして明日からの自分の学習の課題の検討と改善のために役立ててください。
これは当然、最近、模試を受けたほかの生徒にも言えます。またこれからの模試についても同様です。
(1) 自己採点結果は、すべての教科を。
(2) 国語については、大問ごとの点数を併記してください。「併記」です。総点とあわせて書いてください。
(3) 自己採点の結果を踏まえて、その次の個別時までに自分の学習の課題をつかみ出してください。目標の点数を出すためには、どういうことが必要だと思うのか。何を改善するべきなのか。その判断をしてください。
基本的に自分自身についての正確で冷徹な分析力をもっていることは、合格に向けてかなり大切な要因です。誰かに指摘されるのではなく、自分で痛切に実感するところから次の道が見えてくるのです。
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(4) センターと2次、各教科の配点を踏まえて、各個人が、どの教科でどのくらいの点数を取るのか目標になる数値の設定をしてみてください。
そのためには当然、センターと二次の配点比率などのデータ、合格最低点あるいは合格者平均などのデータがあれば非常に良いと思います。
もうリアリティに立って今後を考えなくてはいけないところに立っていますから。
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以下は各講師へ。
(5) 講師は何よりも現状とゴールとを見据えてそのギャップと緊張感の中に立ち尽くしてください。生徒の要求ではなく、ゴールが要求するものを体現してください。生徒にははっきりしたゴールラインの実感はないのです。それが経験者とみ経験者の違いです。
(6) 今日以降の個別指導を担当する講師は、例外なく模試の結果の把握と、それに対する生徒本人の評価をまず聴きだしてください。どういう自己認識をもつことができるのか。これはかなり重要なファクターです。
以上よろしくお願いします。
(高木)
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