講師通達20140908
以下のメールが3年生、浪人生に飛んでいます。しかるべく対応してください。
ただし、あまりそれに時間をつぎ込み過ぎないように。
もし検討が不十分だと思ったら差し戻して考えさせても構いません。
担当教科については、内容を把握した方がいいです。生徒の分析・把握と少なくとも私が分析し、内容を把握するとかなり大きく違います。
とくにできるはずなのにできなかったもの。これが一番の問題です。
いま力が足りなくてできないのは力をつけるしかありません。
しかし何とかできたのではないか、と思っているもの、あるいはできたのにミスで吹き飛ばしたもの。これをしっかり総括することです。
なぜできなかったのか、何に気が付かなかったのか、気が付かなかったのはなぜなのか。なぜミスが出たのか、やり方の問題か?確認の問題か?療法しているなら、ではなぜ?
いずれにしても、それらはできなくてはいけないし、ミスを出してはいけない。やむを得なかったとするならば、それは本番でも同じことが起こっても仕方ないということです。
そして肝心なことはそれを日々の学習のあり方にフィードバックさせることです。そこが変わらないで模試とか本番の時だけ変わるなんていう虫のいい話はありません。
例えば、比較的簡単な問題を落とした。そういう生徒は、日常的な学習の中で「これは簡単」と思った問題で手を抜いたり、緊張感を欠いたりしていないか?しかし実際の試験の現場では、この問題は絶対にできないといけないという問題ほど緊張するものです。そこで失敗するとたいていその試験はアウトです。けれども日常的な学習がそうなっていない。本番に耐えられるようなものになっていない。そういう生徒が取れるべき問題を落とします。それはある種の必然として落とします。だから「ちょっとしたミス」(ミスというのはたいてい「ちょっとしたミス」です)とか、これは◯◯に気がついたらできた(から大丈夫)」(気がつかないからできないし、できないという結果がそこにあるのに)というようなことを全力で押し返して、自分の日常的な学習を、その緊張感や集中度、質の見直しと改善につなげていくような指導をお願いします。だからそこに実践的な結論をもってください。
☆実践的な結論であることが大切です。
気をつけようという一般的なことで解決するならいいですが、たいていはそうではありません。何かを変えて、そのもとで繰り返し繰り返し練習しなければ良くないクセはなおりません。その実践的な具体的な方法論を決めて、それを実行してみる。そこまで煮詰めてください。
そのためには実際に間違えたところのプロセスを詳細に辿らないといけないこともあります。私は計算用紙もみるし、そのちょっとだけ書いてあるものが、何なのかも聞き出すし、不思議な変形などをしていたら、その理由を聞きます。そうやっていけば全部の問題をみることはできません。だから全体を見回して、優先順位を明確にさせて、時間との関係で判断してください。
またいまは力不足でこの問題はできないと思ったら、もしの直しとしてはあまり重視しなくて構いません。
高木
あまり表に出すような文書でもないですが、まぁ、私たちが生徒に何を求めているのか何をしようと思っているのか、はっきりわかるかと思うので、あえてアップしました。
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