さて、いよいよあと2ヶ月ほどになってきました。
この間、記述、マークとも模試が立て続けにあった。一喜一憂するなと言ってもそれは已む得ないけれども、もっとも大切な事は、模試を受け、その直しをすることを通して、自分の目標までの距離をはかり、「今日』から『明日』から何をするのか、何をしなくてはいけないのかを明確に掴むこと。
(1) 自分の目標に到達するために、センターと二次、あるいは私大なら志望校の問題を解いて、どのくらいの点数が必要なのか、はっきりつかむ。教科ごとの
点数を弾きだす。
※いいことかどうか別にして(まぁあまり良いことではないけれども)、私は浪人生のこの時期にいまのセンター試験的な位置にあった共通一次の「古文・漢文」の勉強をすべてストップしました。
それはそれをストップしても全体の点数を積算していったとき、「必ず届く」と判断したからです。勧めるわけではないけれども、そういう選択肢だってあるのが受験です。
(2) その点数は2段階で考える。
必ず取らなくてはいけない点数と目標とする点数。
※国語に関しては大問ごとに点数を考えてください。
(3) これをセンターと二次の配点比率におうじてしっかり弾きだしてください。「数理は9割とりたいな、でも国語はまぁ7割ちょっとくらいかなぁ」というような漠然としたイメージではなくて、
はっきり何点いるんだ、ということを突き出してしまってください。
<点数についての考え方として>
必ず取らなくてはいけない点数については、絶対に甘い判断をしないこと。
自分にとって苦手な問題が多く出題されたり、通常、二つくらい計算ミスが出るなら、それを織り込んでも必ず取らなくてはいけない点数として考えてください。
模試や過去問を演習していると、当然点数に一定のばらつきが出ます。そのばらつきのほとんど下限に近いような点数が出ても、その「必ず取らなくていけない点数」をクリアする。そのレベルにまで自分の力を上げていかなくてはいけないということです。
そしてその点数をたたき出すために、ラスト2ヶ月、何をどうするのかはっきりした「作戦」を立てましょう。このあたりはかなり人によって違います。たとえば全体で80%の点数を出すにしても、その点数の構成は異なるだろうし、現状からはじまってその点数を出すために、どこにどのくらいの労力を投入するか、全く違います。
つまり
「個性的な」勉強がそろそろ必要になります。
もし、どうしてもイメージがつかないのであれば、相談してください。
こういうところで鮮明なイメージを持っているかもっていないか、で、かなり結果が違うような気がします。いわばゴールラインのイメージがないところで、そこにむかってどう走ればいいのかははっきりしてきません。そのイメージを、いま、遅くともラスト2ヶ月を切る前に創り上げてしまってください。
(高木)
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