この間、いくつか「○○大学実践」というような志望大学ごとの模試やマーク模試があった。
残りの日数はカウントダウンに入っている。
①センター試験や二次試験を含めて、はっきりとした目標の点数を掲げること。
各教科ごとに明確にさせること。
取りたい点数(目標)と
必ず取らなくてはならない点数をしっかりにらむこと。
とくに後者が死活的。
例えば80%が絶対に必要だ、とするならば、直前のセンターパックなどで基本的に80%~90%くらいの得点の推移にならなくてはいけない。死活的な80%のラインを5回中4回は越えるところまでいったとしても、それでも、6科目の試験でそのすべてが80%をこえるのは計算上1/3くらいにしかならない。(4/5)の6乗になるからです。33%くらいにしかなりません。だから各教科で、80%が絶対的に必要なラインだとなれば、ほとんど毎回その点数を越えるくらいの状態にしなくてはならない。それをしっかり見据えて、自己の学習の現状と方針を確認して下さい。
②最終的な具体的方針を確定すること。
はっきりとゴールラインと自分の立ち位置を見据えた方針でなくては意味が無い。
もう一般的に「頑張る」とか、もっと集中するとかではたりません。方策は具体的で実践的でなくてはなりません。具体的に結果を、その数値を変えるためにどうするのか、それを煮詰めてください。
これは別の言い方をすれば、諦めないこと、です。例え、その道が細く険しく見えても、そこに道筋を見出すことが出来れば、まだ可能性はある。まだ頑張りようもある。それを見つけ出すこと。
もし困ったら、講師にでも、あるいは私にでもすぐに相談してください。何日か後の個別指導を待っていたら間に合わないかもしれない。課題は、即座に解決していきたい。
③これからの演習は、2度、3度繰り返さないのが原則だと思う。
ここで、できなかった問題は必ずしっかりなおすこと。同時に、それでもう入試本番まで触れなくても大丈夫なくらいに固めてしまうこと。課題を見つけたら、これからは一発でそれを直しきってしまわなくてはならないと覚悟してください。
最終局面で、もう一つ、体調管理がかなり大切になります。ここからは「風邪を引いた」というようなことが、「許されない」という局面です。予防措置をとってください。以前に京大の医学部を受験した生徒は、12月くらいからは自分や周りがどうだろうと、マスクをし続けていました。そのくらいのことが必要です。
もう少し、あと少し。だからがんばれ。時間はない。けれどもまだかなりのことが出来る時間がある。だからこういう時こそ、じっくりと腰をすえる感覚で残りの時間を濃密なものにしていきましょう。
(高木)
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