大学受験予備校 Veritas ホームページ http://www.veritasnagoya.jp
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昨日(9月8日)に8月分の指導の履歴などを発送いたしました。
よろしくお願いいたします。
(高木)
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9月から現代文の演習をクラスとして開始しようと思います。希望者は連絡下さい。その数やメンバーで開講するかしないかを判断しますので。
予定としては、
★センター演習 センター過去問を中心に評論文、小説文、両方扱います。
基本的にセンターで得点を取ることに特化したクラスにします。内容的な読解もやりたいところですが、はっきり得点奪取に絞ります。
そのための
①問題文へのアプローチ
②傍線部の検討
③選択肢の検討
これらの方法、手段、着眼点についての演習と講義です。選択肢を選ぶため、段落構成などの講義は行います。基本的に1コマで大問1問を集中的にやります。
<内容> 基本的に過去問を扱います。既読のものなどであればその都度、判断してもらって構いません。
★現代文 記述演習
①傍線部・設問の分析
②該当箇所の特定
③記述答案としてのまとめ上げ
などについての演習と講義です。
これもセンター演習同様、得点を取りに行くことを軸にします。しかし当然そのための読解は行います。
高木
お盆の最中にある「数学ⅠAⅡB総合演習」について。
すでに問題を持って帰っている生徒の方もいますが、問題をすべて全面的差し替えます。
①新しい問題は教室に準備されていますので、持って行ってください。(全22問)
②旧版はそのまま各自、適宜処分してください。
③旧→新の変更で、難易度は若干下がります。また融合問題としての裾野の広さは狭くなります。けれども恐らく手が着かない問題が数問はあるのではないかと思います。
④目的は、入試に対して必要な手法をできる限り網羅することです。できなかったら、授業で内容を把握して、必ずもう一度解きなおして自分のものにしてください。
⑤導入用として、必須手法をまとめたもう一段簡単な問題をプリントでつけました。夏期講習用のプリント本体が敷居が高いという生徒は、まずこの導入用を解いてからの方が良いと思います。
また力のある生徒は、この導入用の問題を1問10分以内を目処で高速で解くようにしてください。たいていのものは瞬時に判断し、解決しないといけないものです。
高木

現代文の授業で渡辺一夫を読む。1939年、第二次世界大戦突入(ドイツのポーランド侵攻)直後の文章だ。ヒトラーやムッソリーニが権力を握り、日本はすでに中国との全面戦争に入っていた。こうした時代の中で、ものをまともにいうことができない時代の中で、多くの知識人と称される人々が戦争翼賛の文章を書き散らし始めているような状況の中で、なお「思想」や「倫理」の力に心の奥底で信頼し、それを決して捨てないという決意を込めた文章だ。
その渡辺の文章の粘り強い奥行きを高校生が捉えることは、ほとんど不可能だろうと思う。ときおり出題される例えば丸山真男などにしても、およそその全貌を掴んでの読解などのぞむべくもないように思う。
先日、石牟礼道子の文章(1996年センター試験追試)にも触れた。目の前の言葉から数百年の歴史を越えて、その向こう側を透視するような石牟礼道子の想像力の射程についていける高校生もなかなかいないだろうと思う。酷な出題だ。
けれどもそれが要求されている以上、くぐり抜けていくしかない。
ただ、良い機会だと思う。なかなかこうした文章に出会うことはない。受験のためだけに読むには惜しい文章だ。読み捨てるには価値がありすぎる文章だと思う。
いまは時間がないかもしれない。ゆっくり腰を据えて読むことはできないかも知れない。ならばできれば、その名前と、文章の手触りを心のどこかにとどめておいて欲しいと思う。
(高木)
★ときどき、直接には受験にかかわらないけれども伝えておきたいと思うようなことがある。それを受ける、受けないは受け手の自由に属する。しかし、いま、ここで言葉として伝えたいと思うことがある。
このブログには多分、ふさわしい内容ではないのだろうと思う。
だから別に自分のページを作りました。リンクを張りました。告知です。
http://parlabasso.dou-jin.com/
ダウンロード(doc)
夏期講習の数学、現代文の概要をアップしました。「ダウンロード」をクリックしてください。
2009夏期講習のクラス授業日程です。
ダウンロード(xls)
(1) 報告が遅くなりましたが、先日、5月分の指導履歴などを発送させていただきました。よろしくお願いいたします。
(2) 教室で大学ノートを常備するようにいたしました。一冊50円です。必要な場合は、教務、滝野瀬、高木まで。
高木

「この問題はわかる」と生徒が言うとき、実はかなり内容的なバラツキがあります。
自分では解けなかったけど、解答を見たらだいたいわかった、という生徒もいれば、自力でほとんど瞬時に解けたという生徒もいる。自力では解けなかったけど解答を見ながら一度解いてみて、さらに何もない状態から自力で解き直しをしてみる。まだちょっとアタフタするような感じだったからもう一回解きなおしてみたらスパッとできた、というような状態ではじめて「この問題はできます」と言っているような生徒もいる。かなりの開きがあります。
またその解答・解説の細部や、NOTEとか研究とかという形で書き込まれているものもすべて目を通して、あれ?と思ったら質問するなり個別で聞くなりして納得して次に進んでいる場合から、ほとんど解答の結果、数値があっていたらそれでOKとして次に進んでいるケース。本当に千差万別です。
同じ問題集や参考書を使って、同じだけの量を演習していて(例えば同じ2回ずつ解いていて)それでも結果が全然違います。ある意味で不思議なことです。
そういうとき、すぐにセンスがあるとかないとか、「○○は頭が良い」とかそうではないとか、そういう話になることが多々あります。
センスというものもあるのかも知れません。頭が良いとか悪いとかということもあるのかもしれません。「○○は昔から良くできたから…」というようなこともあるのかも知れません。
けれど私はあまりそうしたことは信じていません。いや正確に言えば信じていないと言うよりも「センスがあるとかないとかわかるくらいまで、本当はまだやっていないのではないか」という気持ちの強くあります。加えて学習方法をしっかり検討し、キチンとした自分の方法をもっているかどうか、その質がどうなのか、そういうことを考え抜いているのか、ということもあります。センスなどはその先の話です。
まずは学習の質と量です。
質というのは自分ではわかりにくいと思います。客観的な数値になるような物差しがありません。
だから個別指導があると思ってくれたらよいです。
いまの学力が志望校、例えば東大や京大、名古屋大学、あるいは国公立などの医学部だとか、そういうところに届いているかどうか、届きそうなのかどうか2年生ではほとんど問題になりません。学力はあればそれに越したことがないけれども、2年生までの学力、学校のテスト結果などを、あまり私はアテにしていません。それ以上に死活的なのは<学習の質>とも言うべきものです。ここが志望校に対して全く低いようでは、その後、どれほど量を積み上げても合格には届きません。これは経験上の一つの法則のようなものです。
ではその<質> といっているものをどう測ったらよいのか。それは個別の中で実際に指導されていることで判断してください。あるいは同じようなタイプの問題を解けるようにして、しばらくしたらすぐに解けなくなっている、忘れている。それは「すぐ忘れる」という問題なのではなくて、最初にやったときの踏み込み方、理解の仕方、あるいは身に付け方が浅いのです。まずはそう考えてください。
もう一つだけ言うならば、勉強の軸のようなものがずれていると非常に難しい問題に直面すると言うことです。
その軸は大別して二つあります。
問題演習をする。ここまでは同じ。
その時、その目の前の問題を解くことだけに軸をおくのか、その問題が解ける解けない(まぁ解けた方が良いけど)ではなくて、その問題を通して何を理解し、何ができるようになり、自分がどういう力をつけたのか、つけなくてはいけないのか、というようなことに軸があるか、ということです。前者は、その問題が解けるようになっても、それ以上にはなかなかなりません。
自分の勉強を捉え直してみてください。前者になっていませんか? 個別指導の宿題を、個別指導までにやっつけるために勉強していませんか? そのページにせっかく書いてあることを、その目の前の問題を解くためには必ずしも必要ないからと簡単にスルーしていませんか? すぐに解答を見て、読むだけで何か納得してしまったりしていませんか?
自分で基準を甘くして、そういう学習の質を体質にしてしまうと、かなり厄介なことになります。そうなっていませんか?
私も個別指導の中で、宿題になっていて、「いちおうできた」と生徒がいった問題を実際に目の前で解きなおしてもらったら解けない、あるいは、何とか解けたが多分、1,2週間もすれば忘れてしまうだろうなというようなことをたくさん見てきました。だから、いまこんな文章を書いています。
同じ問題集を、同じだけやっているのに、同じように学校の授業を受けているのに、結果が全然違う。才能だとかセンスだとか、そういうものに逃げ込んだらダメです。どれだけのことをやっているのか、どういう内容でやっているのか、身に付けるべきものを身に付けているのか、そうしたことをしっかり捉え直してください。ここでの格闘が次のステップを準備します。改善すべきことを指導しているはずです。講師から言われていることを良く反芻してください。それを一つの物差しにして、自分の学習のあり方を考えてみてください。
3年生は大至急!です。模試の結果などがある程度見えてきました。手をこまねいていてはいけない。悪い結果なら、課題が浮かび上がってきたのだから喜んでください。そのくらいアグレッシブにことに臨もう。
まずは自分で徹底的に課題を整理しよう。
自分が本当にこうだ、と思ったことしか実は身にはつかないし、できるようにはならないんだ。冷静に、ある意味では冷酷に自分を捉えて、しかもゴールから目をそらさない。そういう強さがいま君たちには求められていると思う。
(高木)
