模試の結果、おおよそ集計されました。まぁまぁの人、極めて厳しい結果になった人など、いろいろです。
でも、まぁ、極めて満足という人はあまりいないかな、と思います。一人ひとりにメールは返したけれども、ここは総括的に…
結果は結果です。悪かったら、これが模試で良かったと思って下さい。そして課題を徹底的に明確にさせて、それを超えていって下さい。
どんなに悪い結果でも、それが本番の、つまりは最終的な結果でないかぎり、「次」があります。
課題を徹底的に、冷酷なまでに明確にすることです。そのためには結果から目を背けないことです。言い訳をしないことです。本当の課題を、目をつむってみないようにしても現実は冷徹な結果をもって答えます。わかりきっていることだけれども、そのことを本当に受け止めることは、受け止める強さが求められます。踏みとどまる勇気が求められるのです。
飛躍があるとすれば、課題を、深く深く捉え、自覚した時です。強さがその深さを決定し、その深さが次にむかっての一歩です。表面的な、通りいっぺんの分析と把握では、これまでと大差のない、通りいっぺんの結果しかうみません。だからここは頑張りどころです。
私や講師からいろいろと指摘されることもあると思います。けれども問題は、「自覚の深さ」です。
たとえばスポーツをやっている人が、コーチから「◯◯が良くない。△△を強化しよう」といわれても、そうかなぁ、と思ってやっている練習で課題が本当に克服されることは、まぁありません。課題は、外から指摘されるだけでは決して解決しません。解決できる課題は、自分がほんとうに課題だと思って、それを解決しようと覚悟をしたものだけです。単純なことです。その課題を解決できるのは、君たち自身以外にないからです。
模試の結果を踏まえて、出来るかぎり自分で分析し、現状を把握して個別に臨んで下さい。すべての講師にそれを受けて議論するように指示は飛んでいます。一緒に考えて下さい。私も考えます。課題とその認識、判断を共有することができなければ、個別は表面だけを滑っていくだけになります。
ここから出発する。そういう新しい地点が明確になっただけのことです。しっかり現状とゴール地点を見据えて次の一歩を踏み出しましょう。
高木
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